浮
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ー ♯6
“with あっちゃん”
「あっちゃんあっちゃん」
「なに?」
「あっちゃんは痛くなかったん?」
「・・・?」
「これ!ピアス!」
「ああ・・・痛なかったよ。」
「でも、穴あけるんやろ?」
「まぁそやけど。でも別に痛くなかったで?」
「えー・・・?」
「考えてみぃよ、私がそんな痛いことすると思う?」
「そっかー・・・」
「で、突然どないしたんですか?」
「んー、あんなー、ゆーちゃんも開けとるやんかー。あんないっぱい。」
「ああ・・・彼女はちょっと痛かったかもしれへんな。」
「やっぱり?」
「まぁ彼女やからできたんやろ。なんか開けるん楽しかったらしいし。実はMかもしれへんよ彼女(笑」
「えー!別にいいけどー。」
「いいんかい」
「だって可愛いもん。」
「まぁよく似あっとうな。」
「あっちゃんも可愛いで?」
「そらどうも。」
「なんか私も開けたくなってきたなー・・・」
「あんたは無理やからやめとき。にあわんし。」
「ひどっ!あっちゃんひどっ!」
浮雲ラプソディー
浮
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ー ♯7
“with ×××××”
「出会ったのは部活。最初はな、嬉しかってん。仲間がおって。」
「少しぶっきらぼうでキツそう、ってのが第一印象。」
「だいたい当たっとったけど、でも、優しい人やった。」
「部活では厳しい子やから、嫌な思いもしたことあるし、言われた言葉で傷ついたりもした。・・・でもきっと、私も傷つけた。」
「でも、部活以外にはほんま仲良かったと思うよ。」
「けどその時はまだ、この『好き』じゃ、なかってん。」
「好きなんかな・・・って思い始めたんは、5月くらい。はっきり意識したんは、7月くらい。」
「部活引退して、それまで毎日会ってたんが全然会わんくなって。」
「特に仲良かったからやろか。他の人にはそうでもないんやけど、ゆーちゃんに会えんのは、すごいさびしい。」
「会えると、めっちゃうれしい。」
「これはきっと、『好き』ってことなんやと思う。」
「でも、それはただ、『さびしい』って感情が暴走しただけなんかも、って時々思うことあるんよ。」
「だから郡山さんの言ったとーり、これは気のせいなんかもしれへん。」
「・・・でも、やっぱり好きなんだよぅ。」
「・・・ただの、独占欲かもしれないのさ。」
「そして郡山さんは、多分、そう感じてる。」
「でもそれは言わんのよね。きっと、私が傷つくと思っとるんやと思う。」
「・・・やさしいなぁ。」
「・・・ふふっ、聞いてくれてあーりがっとアロエリーナ♪」
浮雲ラプソディー♪
浮
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ー ♯8
“with 河本”
「あっ、先輩!」
「お、神原!久々やな!」
「はい!お元気ですか?」
「見てのとーり。ただちょっと最近レポートで疲れとうかな。」
「あはは、いいじゃないですか、大学受かったんだから!」
「まーなー。お前も頑張れよ!今から予備校?」
「はい、GWなのに勉強三昧ですよ・・・」
「ははは、誰もが通る道やって。じゃ、俺ちょっと人と待ちあわせしとうから行くわ。」
「あ、はーい。デートですか?」
「ん、まぁそんな感じ。」
「マジっすか!ファイトッ!・・・でも先輩シャイなとこあるから心配ですね。」
「やかましいわ(笑」
「あはははは、じゃあさよならー!」
「おー、勉強頑張れよー!」
「はーい!」
「・・・そっかぁ、彼女と上手くいっとるんや・・・何期待しとったんやろ、私。最低だ。」
「・・・さよなら、先輩。」
浮雲ラプソディー
ちょっと昔の、ラプソディー。
浮
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ー ♯9
“with 郡山”
「E。」
「ん?」
「私、Eでした・・・」
「・・・そんなにあるようには見えんけど、意外やなぁ・・・」
「・・・どこ見て何の話をしてるんですか?模試の結果ですよ。」
「お約束ってやつやん♪」
「・・・どーせEなんて夢のまた夢ですよ。」
「ごめんってー」
「ぷー。・・・じゃなくて!どうしよ郡山さんE判定なんて!」
「落ち着け落ち着け。まぁまだちょっとあるから、今から死ぬ気で頑張ったらええやん。」
「だけど・・・やっぱこれ、志望校変えた方がいいんですかね・・・」
「んー・・・お前、そこに行きたいんはなんでなん?」
「え?えと、なりたいものがあるからです。そんでこの大学は、一番それに近いとこなんです。」
「だから、行きたいんやな?」
「はい。」
「やったら変えたらあかんやん。そんで頑張るしかないやん。」
「うー・・・でもこのEじゃ・・・」
「あんな、いいこと教えたろ。現役生が伸びるんは今からの時期やで。浪人生追い越せるかどうかも、今からの頑張り次第や。」
「・・・」
「今頑張っても、必ず受かるとは限らへん。でも、今頑張らんかったら100%落ちるで。やからとりあえず、頑張ってみ?」
「郡山さん・・・はい!頑張ります!」
「よし、その意気その意気。」
「おー!」
「おー!」
浮雲ラプソディー
郡山の台詞はうちの担任から拝借。
浮
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ー ♯10
“with 郡山”
「この前ね、アロエリーナにゆーちゃんとの歴史を話してたんですよ。」
「・・・ツッコミどころがありすぎんねんけど。」
「?」
「いや・・・まずアロエリーナって何?」
「家にある植物です。」
「・・・何でそれに話したん?」
「なんとなくです。」
「・・・お前それ人前ではやんなよ?」
「わかってますよぅ!そんでね、アロエリーナに、ゆーちゃんといつ出会ったかとか第一印象とかいろいろ思い出しながら話してたわけですよ。」
「ふむ。」
「やっぱり私、ゆーちゃん大好きなんだなーって思いながら。」
「うん。」
「・・・それで、話しながら、気付いたことがあるんです。」
「何?」
「あんね、郡山さんは、やっぱり優しい人なんだなー・・・ってこと。」
「なっ・・・」
「で、お礼言わなきゃと思いまして。いつも優しくしてくれて、ありがとうございます。」
「お、おぅ・・・」
「あ、照れてる。」
「照れてないわ。」
「ちょっとあかいですよ。」
「うっさい!」
「あははっ、でもホントのことですよ♪」
「はいはい。俺は優しいですよ。めっちゃ優しいですよ。感謝されて当然なんです。」
「あはははっ」
「・・・そういえば、郡山さんとは何処で出会ったんでしたっけ?」
「・・・忘れたよ、とっくの昔に。」
浮雲ラプソディー