浮
雲
ラ
プ
ソ
デ
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ー ♯1
“with ゆーちゃん”
「好きよー。」
「・・・」
「ゆーちゃーん」
「んー?」
「好きよー。」
「・・・何、突然どしたん?」
「ふっふー、告白ー。」
「何で(笑)」
「好きよー」
「わかったわかった」
「好きよー」
「うん」
「上杉みことは、朝倉ゆずかを愛しています。世界中の、誰よりも。」
「タッチかよ」
「ぴんぽーん」
「・・・」
「好きよー」
「わかったて。」
「好きよー」
「(・・・)」
「好きよー」
「・・・私も好きよー」
「えへへへへ。」
浮雲ラプソディー
浮
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ー ♯2
“with あっちゃん”
「あんなー、例えばの話やけどなー」
「んー?」
「私がなー、宇宙人やったとするやーん?」
「は?」
「例えばの話やって。そんでなー、私が宇宙人やったらなー、何しに地球に来たんか気になるやろー?」
「いや別に。」
「うん気になるやんかー、だからなー、あっちゃん聞いたとするやん。」
「え、無視?」
「いいからなー、聞いてー?あんなー、あっちゃん私に聞いてー?」
「・・・あー、何しに地球に来たん?」
「あんなー、ドーナツが食べたくて来てん。」
「へぇ。」
「へぇ。って何なんよもう!あんな、普通はな、『そーなんや・・・それならドーナツ買ってあげたいなー』って思うやろ?」
「いや思わん。」
「うん、思うやんかー。・・・何が言いたいかわかる?」
「いや、うん、わか・・・いやわからん。まったくわからへんわ。私の意見が完全無視されてる理由もわからへん。」
「えー?じゃあもっかい話すでー?」
「いやいらん。」
「えー?」
「・・・あー・・・うん、わかった。買ったるから。」
「やった!!」
「だから帰れ、星に。」
「申し訳ありませんでした。」
「最初っからドーナツ食べたいってゆえや」
「でもそう言ったら『無理』って即答やろ?」
「当たり前やん。」
「だからわざわざ素晴らしい例え話を」
「余計嫌になるし。」
「でもほら、暇つぶしになったやろ?」
「まぁ・・・まぁそうやな。」
「やろ?」
浮雲ラプソディー
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ー ♯3
“with ゆーちゃん”
「ゆーちゃん」
「ん。」
「ゆーちゃんのあほ。」
「うー・・・」
「あほぅ。」
「・・・ごめんなー」
「ごめんやない。あほー」
「う゛ー・・・」
「何で熱あるってわかっとんのに学校来るん?何で昼休みからずっとこんな保健室で寝とん?何で一人で帰られへんくらい悪くなっとん?しかも何で今日に限って家には誰もおらへんの?」
「ん゛ー・・・」
「・・・明日は絶対学校来たらあかんよ。来ても追い返すから。おとなしく寝とき。」
「うん。」
「めっちゃ心配してんから。」
「うん。」
「今も心配やねんから。」
「うん。」
「・・・なんで朝に会った時に調子悪いって言ってくれんかったんよぅ・・・」
「ごめん・・・」
「なんで私、そん時にゆーちゃん調子悪いって気付かんかったんよぅ・・・」
「・・・・・・」
「あほー。」
「んー・・・」
「・・・ごめんなぁ・・・」
「・・・わかった、わかったから、」
「やから泣かんといて、みーちゃん。」
浮雲ラプソディー
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ー ♯4
“with 郡山”
「郡山さん。」
「ん。」
「私、好きな人ができました。」
「・・・河本のことは、もう大丈夫なん?」
「はい、一応。ちゃんと自分の中でさよならしましたから。」
「そかそか。・・・で、誰?」
「え・・・」
「お、いっちょまえに赤くなって。ほれ、言ってみぃ。」
「うー・・・」
「ほれほれ」
「・・・笑わないですか?バカにしませんか?・・・引きませんか?」
「・・・聞いてみんとわからへんけど、まぁ、多分。」
「・・・同じ学年のぉー」
「ほぅ」
「5組のぉー」
「ふむ」
「女の子。」
「へ?」
「ゆーちゃん。」
「・・・それはお前・・・気のせいやて。」
「違うもん・・・」
「・・・うーん・・・よし、とりあえず頑張れ。」
「・・・引かないんですか?」
「約束したやろ。それにお前がホンマに好きなんやったら、バカにできんやん。」
「・・・郡山さんて、いい人ですねぇ・・・」
「やろ?」
「先輩の次に。」
「忘れたんやなかったんかい。」
「それはそれ、これはこれ、です。」
「なんか釈然とせんけど・・・で、脈アリなん?」
「あるわけないでしょー。普通の友達です。」
「やんなー。」
「・・・・・・」
「ま、頑張れ。」
「はい!」
「で、聞いてください!女子同士ということでしてきたセクハラ・・・もといじゃれあいのノロケを!!」
「お前それ話したかっただけちゃうんか。」
「だって他に相談できる人いないんですもん。」
浮雲ラプソディー
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ー ♯5
“with 郡山”
「知っとーか?」
「知ってます。」
「・・・・・・」
「じょーだん。何をですか?」
「friendって言葉にはendって文字が入っとんねん。つまり、友情には必ず終わりがくるんやで。」
「やっぱり知ってました。てかそれほとんどの人間が知ってますよ。」
「まじか。」
「まじっす。」
「・・・じゃあお前、何か言ってみーよ。」
「えー。」
「他に知らんのやったら偉そうなこと言うなやー」
「むー。じゃあ、こんなん知ってます?believe、信じるというスペルの中にはlie、嘘が隠れてるんですよ。気軽に『信じてるよ』なんて言う人間の本音が上手く隠されてますよね。」
「・・・マジでか」
「マジです。」
「知らんかった・・・」
「名詞のbelief、信頼にもやはり嘘は入ってます。信頼の中の嘘・・・裏切りといったとこですかね。ちなみにbeliefからfをとると、belie・・・裏切る、隠すという意味です。決定的ですね。」
「お前・・・悲しい人間やなぁ・・・」
「うっさいですよ郡山さん。」
浮雲ラプソディー